ネイティブが話す流暢な英語はかっこよくて憧れますね。流暢に話すには発音の練習が必要不可欠ですが、「L」と「R」の発音って難しくないですか…?
違いを聞き分けるのも難しいし、ましてや使い分けるのはもっと困難ですよね。
そこで、この記事では、「L」と「R」の違いは何なのか?そして、簡単に聞き分けと使い分けができるようになる発音練習法をご紹介します。
LとRの発音の違いは何?
LとRの発音には、3つの違いがあります。
① 音
② 舌の位置
③ 口の形
LとRの音の違いは何?
同じように聞こえるLとRの発音ですが、その音には明確な違いがあります。
実際に発音を聞いてみましょう!
なんとなく違いをおわかりいただけるでしょうか?
この違いは、Lは音を前に出すイメージなのに対し、Rは音を口の中でこもらせるためにおきます。
最初は聞き分けられなくても大丈夫です!なんとなく違う気がするくらいの認識でOK♪
使い分けに大切なのは「舌の位置」と「口の形」
LとRを使い分けるには、「舌の位置」と「口の形」が最も重要です。
それぞれの正しい口の形と舌の位置を覚えましょう!
わかりやすく違いを表にまとめてみました。
Lの発音 | Rの発音 | |
口の形 |
・少し口を横に伸ばす |
・口を軽く尖らせる ・ひらがなの「う」の形に似ている |
舌の位置 |
||
舌の先端を前歯の付け根に付ける |
舌を上向きにあげ、先端を口のどこにも触れないようにする |
|
発音の違い | Light | Right |
Lの正しい形をつくるコツ
歯を閉じずにひらがなの「い」の形を作ります。この状態で、舌の先端を前歯と歯茎の境目に付けるだけです。簡単ですね!
Rの正しい形をつくるコツ
口を軽く尖らせます。ひらがなの「う」に似ていますが、「う」ほど口は尖らせず、口を軽くしぼませるイメージです。
この状態で舌の先を上向きにあげます。舌の先は口のどこにも触れないようにしましょう!
LとRの単語で発音練習
舌の位置を覚えたら、つぎは色んな単語を聞いて発音してみましょう。
頭で意識しなくても舌を正しい位置に持っていけるようになれたらお手の物!繰り返し練習してみてくださいね。
Lの単語 |
Rの単語 |
||
Lice(シラミ) | Rice(お米) | ||
Play(遊ぶ) | Pray(祈る) | ||
Light(軽い) | Right(右、正しい) | ||
Fly(飛ぶ) | Fry(揚げる) | ||
Collect(集める) | Correct(正しい) | ||
Load(荷物を積み込む) | Road(道) | ||
Late(遅い) | Rate(比率) |
LとRの発音は日本語には存在しない
日本語には英語のLとRの発音が存在しません。ら行の「ら・り・る・れ・ろ」は似ているようで全く違います。
私はアメリカの幼稚園、小学校、中学校に通った経験があるので英語の発音には自信があるのですが、数ヶ月~数年ほど英語を話さずにいると、舌の筋肉が衰えていることを実感します。
7年ぶりにアメリカに行って外人の友人と食事をしたのですが、翌日舌が軽い筋肉痛になりました。(笑)
それだけ日本語と英語とでは使う舌の筋肉が違うということです。
日本語は舌を大きく動かさなくても話せる言語です。一方、英語は舌を丸めたり、広げたりして大きく動かしながら発音します。
外人と比べて舌の筋肉運動が少ない日本人は、すぐにLとRを正しく発音することは難しいでしょう。
でも言いかえれば、正しい舌の筋肉さえ使えれば「LとR」は正しく発音できるということです!
LとRの発音の違いを知って使い分けよう!
以上、LとRの発音の違いについてご紹介しました。
日本人にとって難しい「L」と「R」の発音ですが、正しく発音するには「口の形」と「舌の位置」を覚えることが重要です。そして、普段使わない舌の筋肉を鍛えることによって改善できます。
LとRを含む単語を聞いて、繰り返し発音の練習をしてみましょう!これにつきます。
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